2018年度 卒業生のこれから①

日本体育大学 トライアンファントライオン
第60期主将

鈴木 大輝
Hiroki SUZUKI】 #29
体育学部 体育学科 スポーツ教育領域 4年生 都立三田高校出身

「考えて行動するチーム」

<主将就任>
3年生の時、キッキングチームのリーダーを務めた。リーダーをやるようになって、それまでの物事の考え方や視点が変化した。
「自分が望んでいることを、うまく実行してもらえない。でもそれは相手が悪い訳では無く、自分の伝え方に問題がある。どうしたら伝わるか、それを常に考えていた。」
ここで試行錯誤した経験がその後に活きている。その頃から、チームパフォーマンス向上のために行動・発信していた。「もっとこうした方が良い」という理想があった。それまで得たものを使って主将としてこのチームを強くしたいと感じていた。主将を務めたいと思った。そして周囲の後押しもあり、鈴木は主将となる。

「考えて行動すること」鈴木がこのチームに足りないと感じていることだった。チームのための行動ではなく、「自分が活躍できればいい」という自己のための行動を目にすることもあった。そんな時、気づいたことがあれば話をして伝える。自分の中で「思う」だけでなく、相手に対して「伝える」という行動を起こせば、自分の信念を理解してくれた。
ひとりひとりが主体的に考えて行動できれば、チームはより良くなるという確信がある。
トップダウンでチームを作って行くのは嫌だった。チームメイトと話し合いを重ねて、納得してからスタートを切った。対話を通じてチームを作って行く、ファシリテーター的な存在であること心がけた。

〈「主将」であることと「怪我」〉

3年生の秋、鈴木は肩を負傷した。決して軽いものではなく、手術という選択肢もあった。しかし手術は回避していた。なぜなら手術すればプレーができなくなる。自分はプレーで、行動で示さなければならないと考えていたから。自分をだましてプレーを続けた。そして主将に就任。怪我は相変わらず良くならないが、「できる」と自分に言い聞かせてプレーを続けた。しかし4年生の春、試合中のタックルによって、手術以外の選択肢が無くなった。手術終了後、今自分ができることは何か考えた。秋のリーグ戦開始までに、自分ができることをやろうと思った。1日も早く怪我を治し、プレーを再開すること。そのため必死にリハビリに取り組んだ。防具を着けて動けるまでに回復したが、フットボールの動きをして落胆。全く今までの運動能力に戻らないことに焦っていた。そしてそのままリーグ戦に突入したがタックルすることもままならず、満足いくプレーはできなかった。

「クソキャプテン」といじられる。しかしこの現実を受け入れるしかなかった。

それでもチームに対する思いは変わらない。今自分にできることに取り組む。思うだけではなく、行動に移す。ブレずにやり抜いた。主将になってからは、自分をコントロールする術を身につけた。自分だけを見ていた視点から、自分だけで無く周囲にも細かく目を配るようになっていた。
「怪我してなければいけたのに」と考えることもあったが、無かったことにはできない。今からどれだけ強くなれるかにフォーカスした。主将として、最後まで自分で決めた「自分で考えて行動する」ことを言葉と行動で貫いた。自分の中でやることは明確でシンプルだった。

試合に負けたら、次はどんな取り組みが必要か。
1部リーグ残留を賭けた試合で敗れた。落ち込みと不安を感じた。「もし降格したら、自分の責任だ。」幸い次戦まで5週間あったため、最初の2週間は療養に当てて気持ちを切り替えた。そして最終戦に向けてプレーできる体に仕上げていった。思うように動かなかった体を必死で動かした。手術明けの肩でタックルの練習を続けた。

そして入替戦。絶対に負けられない緊張感の中、フィールドではいつも通りプレーする鈴木がいた。試合を決めるインターセプトで、今までのつらかった思いが報われた気がした。

〈後輩へ残したいこと〉
プレーする以上、弱音は吐けない。でも一人ですべてを抱え込む必要は無い。この日体大の先輩や卒業生に話を聞いてもらうこともできる。先輩は温かく受け入れてくれる。
そして「考えて行動するチーム」であり続けてほしい。続けることで、それが日体大の文化になると思うから。

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